自家製レモンサワーができるまで。
普段はビールが好きですが、焼酎のソーダ割もよく飲みます。
先日頂いた山のライムとレモン。2キロずつあったので、半分はジャムと塩レモンに、半分は酵素ジュースにしてみました。
つくり方はとても簡単で、切って同量の砂糖を瓶に交互に入れていきます。
これでシロップができれば、無農薬の自然栽培という買ったらなんだか高そうなレモンサワーとライムサワーがお家で
飲めちゃうわけですね。
今回は果実1キロに対して、1キロの砂糖。家に上白糖とグラニュー糖があったので今回はミックスです。
初めて作りましたが、ちょっと砂糖の量に驚きます。
先日愛媛で柑橘農家をされている方につくりかたをうかがったら、角切りのほうが水分が出やすいよとのこと、
次回は角切りにしてみます。
翌日。
一気に水分が出てきました。このまま毎日ふって1週間ほどで完成です。
僕は黒糖焼酎と炭酸で割るのが仕事終わりの楽しみになっています。
炭酸やお湯で割っても美味しい。何よりとても簡単です。
福岡は柑橘が豊富で、この時期に産直をのぞくと柑橘しかないくらい。
レモンとライム、味の違いもあり、今日はどっちにしよかなと楽しんでいます。この調子だとすぐになくなりそうです。
次の柑橘は5月の日向夏。筍を収穫しに行ったときに見てきたら、今年も豊作のようでした。
そろそろ山の管理をさせていただいているヒソムさんとお母さんに収穫してきてとそろそろお声がかかります。
今年は日向夏でもシロップ作ってみましょうね。
シマ暮らし研究所再開。
お久しぶりです。福岡にきての怒涛の日々。いろいろ変化があり、少し落ち着いてきたのでこちらを更新。
今日は雨なので、ジャム仕事。コロナで自粛になりますと、家でできることを探してしまいますね。
福岡に来てから友人の縁で80代のご夫婦の所有されている山の管理をさせていただいています。
奥さんの生家の裏山で、昔は田んぼだったそうです。現在は休耕地で、少しだけ畑をされる方に貸していて、
あとは柑橘と、柿の木が数本。枇杷がたくさん。梅。
ここで生活してた奥さんのご両親が植えた木が、いまではそれは立派に育ち、季節ごとに旬の果物を実らせています。
今回は、先日竹の伐採のお手伝いに行ったときに、もう完熟したライムと、レモンをいただいてきたので保存食を作ります。
ライムの断面、完熟していて果皮は黄色いですが中はきれいな緑色。今回はレモンよりもライムが多めのジャムになりました。
今日は4月なのに気温が下がり、ストーブを出してきて火を入れていきます。
弱火で40分。一度ストーブからおろして完全に冷まし、再度沸騰させて完成。
田中博子さんのレシピなのですが、ほかのジャム基本的に2日で仕上げます。しかしレモンジャムは1日で。
水分も多く、煮詰める感じではないので、どんなジャムになるのかな。
晩御飯食べ終わり、すっかり冷めた鍋をまたストーブの上にのせます。
本を読んで待っているとくつくつと沸いてきまして、やっぱりシャバシャバなのです。
これが正解なのかなと、本と鍋の中のそれを見比べ、やっぱりよくわからず。
レシピには、沸騰したら熱いうちに瓶へ、と書かれていたので、今回はこのまま瓶に移しました。
少し舐めてみると、苦みがまずきて、そのあとにレモンの香りが来る感じ。冷めるとまた変わるのか?
とりあえず、パンとヨーグルトで食べてみようと思います。
今日はこの後に残ったライムで塩ライムも作ってみました。
雨の一日、良い暇つぶし。
新保製作所薪ストーブ設置。
12月の事ですが、新保製作所の薪ストーブを設置したので備忘録。
我が家は築150年の古民家なので、冬の寒さは結構厳しいのです。で、あこがれの薪ストーブを迎える事になりました。
作業は大きく3つ。
めがね石を作り、土壁に穴を開け、煙突を設置する。
この作業をクリアすれば、室内で火を見る暮らしがまってるんです。がんばる!
まずは、めがね石の作成。
めがね石は煙突の熱が壁に伝わらないように不燃材料で作られたものです。
調べると自作されているかたもいるようですし、僕も家にあったレンガで作ってみました。
レンガ4つと2×4材の廃材で枠をつくってレンガ用のボンドで固定。一晩おいたらしっかり固着。
なので開ける穴の大きさはこの枠の分必要になります。
次は土壁に開ける穴の位置を決めます。
ホンマ製作所のページに自分で煙突を設置する人向けの説明が分かりやすく載っていました。
火災のリスクを低くするためのルールが沢山あるようで、それに従っていくと場所が決まって来ます。
めがね石のサイズをカッターではがしていきます。すると竹でできた骨が出てきますので、持っている道具をフル活用して
切除していきます。手鋸、丸鋸、グラインダー。めがね石をはめては微調整の繰り返し、そして土ぼこりがすごく、きちんと
養生したほうがよかった。部屋中が埃だらけになりました。あとマスク必須です。
めがね石がはまったら、次は煙突の設置です。
横引きの1,5倍の高さがいるそうで、なかなかの高所作業。安全帯をつけて作業しましたが1人での設置は
おっかなかったです。我が家は海のすぐ近くなので風が強いのでワイヤーで両サイドへ張りしっかり固定しました。
これでようやく完了。とりあえずの焚き物は、以前ご近所さんから頂いた廃材と夏に庭の椎の木を
剪定したもので。しかし全然たりないので当面の仕事は薪集めとなりそうです。
煙突とめがね石の隙間は耐火パテで埋めました。
ストーブの足の高さは、調理しやすいようにと、火をいじりやすいように50センチほど鋼管を組んであげました。
実際に薪ストーブを使っての感想は、兎に角近くは温かい。そして天板での煮炊きが出来る事が嬉しい。
しかし、断熱がほとんど効いていなくて気密性が全然ない我が家には、部屋を暖める力はほとんどないのでした。
ストーブの周りはとても暖かいのですが、土間のとなりの部屋がちょっと温かくなるくらい。すごいな古民家。
でもとーっても満足。子供たちも火を見ながら絵本を読んだり、夫婦で火を囲んでゆっくりしたり。思っていたのとは少し違いますが、良い買物をしたと思います。
満足満足。後日煙突の排気をコントロールするダンパーをL棒と缶詰の蓋の部分で作ってみたら薪の消費量も少し減らせたので
嬉しい楽しい。
さぁ皆さんも火のある生活、やってみては。
煙突http://www.arcland-onlineshop.jp/←送料が500円なので安いです。煙突は全部で7,000円くらい。
新保製作所http://www.maki-stove.jp/←我が家のは税込み12,000円。
冬支度。
我が家は築120年とも150年とも言われている古民家です。隙間風もあるし、断熱というものはほぼない。いる場所をとにかく暖かくするコタツが大活躍です。
今までは灯油ストーブも、ご飯の時に使っていましたが、なんせ暖かいけど燃費が悪い。というわけで、ついに我が家にも薪ストーブを導入する事になりました。
おぉー。
新保製作所の薪ストーブ。はるばる小樽からいらっしゃいました。
取り敢えず、煙突を設置しなくては。薪になって煮炊きも出来るかなーと。家の中で焚き火が出来るような感覚で楽しみたいと思います。設置出来たらまたご報告。わくわく。
見てほら雪だよー!
シマで産まれ育ったこの3人は、どうやら雪が降ってくるのを家の窓からみる、という事が初めてなのです。
高校卒業まで北国で育った僕は、やっぱりわくわくしているのでした。
なんとなしに覚えているのは、だいたいが下校中で。
雪虫が舞うと近々ふるなーと思って。
そしたらだいたい次の日かその次の日くらいには、こうやってふわふわした初雪が空から落ちてくるのでした。
そしてやっぱり長い雪国の冬の始まりにわくわくしたもんだったなと思い出しました。
すぐ溶けてしまうんでしょうけど、シマ産まれの3人には、十分すぎる初雪だと思います。
良かったね。わくわくするよね。
福岡からシマ暮らし研究所再開。
人口が1600人の村でパン屋をする事の可能性をとにかくよく考え、面白いと思う事をやっていきたい。数年後になると思いますが、そこに向かって今できる事を精一杯やっているところであります。そりゃ人が沢山住んでいるところに店があれば良い。でもきっとあのシマにパン屋があれば、そこに住む人の暮らしは豊かになる。高齢の方も多いので、店に来れない人にも食べてもらえるような事も考えなくちゃ。将来シマを背負う子供達にも沢山食べてもらいたい。さて、いつか僕らが作るパンを買ってから、ササントウにハイキングに出かけてようと思ってくれる人がこんな景色を見てくれると嬉しいですね。
この気持ちがしっかり出来るまで、随分かかってしまいました。でもどうやら自分たちのやりたい事はこういう事なんです。
これからシマの人口はさらに減少していく事でしょう、商いが成り立つかは私たち次第のところもありますが、それでもシマのオジオバ皆に食べてもらいたいし、色んな人を巻き込んでいけばいろんな人がシマに住んで、皆で考えていけば雇用も生み出せるんじゃないかなとなんとなしに考えています。
そしてこの想いをFBにUPしたところ沢山の勇気をまた貰う事が出来ました。皆さんありがとう。
4月に長野へ行き、一件目の修業先はいろいろあって辞めさせてもらい。6月に福岡へ拠点を移しまして今はヒッポー製パン所というパン屋でお世話になっております。家族、友人に支えられ、暮らしもようやく落ち着いてきました。
やはり食は大事だなと日々妻と話しています。
さてさて、これからシマで開業出来るまでの道のりや日々の暮らしの中で思う事をまたこちらで書いていけたらなと思います。
ではでは。
引越がせまり。
天気が良かったり、送別会を開いて貰ったり。日々感謝だなとおもいながら。
現実はどんどん過ぎていき、引越の日は近づいてきています。
プレファブも買うって言ってくれてたかたがまさかまさかで。どなたか要りませんか?結構良いと思うけどなぁ。
どうぞ連絡を下さいね。nagumoguraあっとまーくgmail.com
あとは冷蔵庫と二槽式洗濯機を売りたいのと、ピアノを貰ってくれる人をあと10日で探さなくては。
はやくしなきゃ!
引越っていろんな手続きが大変ですね。
ここを超えればなんとかなるはず。
よしよし。
宮古崎ツツジウォークを終えて。
先日、シマで宮古崎ツツジウォークが開催されました。
雨続きでどうなるかなと思っていましたが朝起きると久しぶりの晴天で、風もなく良い日和でした。
6回目を数えるこのイベントは、シマの景勝地である宮古崎をいろんな人に知って貰うことと、昔そこに沢山自生していたミヤコザキツツジ(タイワンヤマツツジ)を植樹して回復させる事を目的としています。
その昔は船に乗って海から宮古崎を眺めると岬全体が真っ赤に染まるほど沢山のツツジがあったそうで。しかし、遊歩道が整備されたことでシマの人たちがこぞって掘って庭に植え楽しんだとのこと。そのためほとんど無くなってしまいました。本当に全くないのです。15年ほど前からその庭に植えてあるツツジの剪定枝から苗を作り、昔のように岬を真っ赤に染めたいねと夢見て、次世代にシマの自然を継承するために活動しています。毎年100から150株植えているので、4月頃宮古崎に行くと笹の間から真っ赤な花が咲いているのが見て取れます。
一面が笹で覆われていて、不思議な景観がそこには広がります。
昔はシマの学校の遠足は宮古崎だったんですって。ここで草スキーやそりで遊んだって良く聞きます。しかし断崖絶壁だけどこわくなかったのかなー笑
無事今年も植樹が出来ました。今年は往復5キロの道のりを次男坊を歩かせるのが大きな目的だったのですが、おやつで釣りながらなんとか成功。長男も3歳の時に完歩できたのでどうしてもと思っていたので、とても嬉しかった。沢山褒めてあげました。
天気に左右されるイベントですが、おかげさまで約270名の方の参加を頂けました。
スタッフはシマの青壮年団、婦人会でおよそ3週間準備をしてのイベント、AEDや救急セット、消防とも連携しているのですが当日けが人も出ることなく無事に楽しんで頂けたと思います。けが人が一番怖いのです(運営スタッフがすくない)。その中でも反省会では皆の意見がまだまだ出てきますので、これからどんどん良くなるイベントだと思います。
公民館に戻ってくるとカレーやシシ汁マダ汁潮汁。これを楽しみにしてる参加者さんも多いようでした。
ミニライブもあり、僕らも楽しみながら運営できました。
こういった行政抜きの集落主催のイベント、いろんな意見も聞きますがどんどんやっていろんな人を巻き込んでいけたらいいですね。イベントに参加して頂いた方は、また是非違う季節に訪れて貰いたいと思います。季節によってまた見れる景色が変わってきます。行かれる際はできればペットボトル1本くらいの水分を持って行って下さいね。
鶏について。
そろそろ引越時期も決まってきたり、必要なモノ不要なモノを選別したりしています。
我が家には2年前にひよこから飼っている鶏がいます。この子たちのこれからも考えなくてはなりません。
最初は10羽ほどいたのですが、病気だったりいじめだったり動物の襲撃だったりがありまして、現在は雄鳥が1羽雌鳥が5羽。
寒い冬はあんまり生みませんが、ほかの時期は大体平均4個の卵を我が家の食卓に提供してくれます。自家養鶏を始めるとスーパーで売っている卵よりもちろん美味しいですし、この子たちが何を食べてどんな環境で暮らしていてというのが当たり前ですがわかるわけです。これはずいぶん贅沢なことなんだと思います。えさ代は月に2000円ほどかかっています。
さて、引越先にはこの子たちは連れて行けません。(住宅地なのです)
考えたのは、食べること。あとは飼いたい方がいれば譲ること。
生後3ヶ月から暮らしている環境から移されたり、きちんと管理してもらえないと可哀想です。もう半分ペットですからね。なので食べてあげた方がいいのではと。以前鶏のさばき方を教わってはいるので、つぶせます・・が。やっぱりなんかね。だってひよこからですよ。すんげぇかわいかったんですよ。
あぁどうしようかなと、なんかやだなと思っていたんです。まわりの友達からもどうすんの?たべんの?手伝う?的な話もでてくるんです。てか皆たべたいのか?
でもこないだ解決。おばさんがここでそのまま飼ってくれるそうです。
ここなら野菜の間引き菜なんかを皆入れてくれますしね。というか、それでほっとしてしまったので、あぁ僕はきっと食べてやれなかったかもしれないなと思います。
まだまだ卵産みますし、皆元気だもん。あぁ良かった。
ちゃんと可愛がって貰ってね。
4月4日にのぼります。鹿児島に2泊して鹿児島から大阪まで飛行機。その後車で長野まで。
ご報告。
このたび、私たち家族はシマを離れる決断をしました。
行き先は長野県、目的はパン屋さんに就職するため。
最近お会いした方にはお伝えしているんですが、インターネットの力も借ります。
去年からプレファブ小屋を買い、こつこつなおして形にはなりましたが、やっぱりきちんと美味しいモノを作りたい。
それじゃ自分で食べて最高に美味しいとおもうパン屋さんに教えて貰おう。プレファブも売ります。
とてもシンプルです。そのパン屋さんのカンパーニュと角食、美味しいんです。
そしてもう一つ。地方でしっかりとお金を産み出し、雇用も産み出し、地元はもちろん県外からも人を集めている。
いつか僕もシマでこんなパン屋が営めたらなと思います。大いなる野望です。
今僕に出来ることは、
心血を注いで学び、体感すること。それを体得すること。
健康を維持し、家族を養うこと。
自分が幸せだと思う事を行い、家族もまた幸せにすること。
この3つを一生懸命やります。
そしてなにより僕が一番幸せなことは、パートナーがこれを応援してくれていること。
文章で伝えるのは限界があります。もちろんシマがいやで離れるわけではありませんし。
ただ、僕は手に職(食)を持ちたい。好きなことを、やりたいことをやりたいという我が儘です。
不安も沢山あるなか支えてくれる嫁には本当に感謝しています。
家族4人新天地での生活となりますが、僕らのスピードで暮らしを作っていきたいと思います。
シマでの暮らしは残り少ないですが、引越準備やらでばたばたしそうです。が、タイミングがあればお茶したりキャンプしたり。是非お声かけください。
それでは簡単ですが、皆様にご報告でした。
南雲
- Calendar
-
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
- PR
- Selected Entries
-
- 自家製レモンサワーができるまで。 (04/13)
- シマ暮らし研究所再開。 (04/12)
- 新保製作所薪ストーブ設置。 (01/16)
- 冬支度。 (12/01)
- 見てほら雪だよー! (01/23)
- 福岡からシマ暮らし研究所再開。 (12/01)
- 引越がせまり。 (03/20)
- 宮古崎ツツジウォークを終えて。 (03/12)
- 鶏について。 (03/07)
- ご報告。 (02/20)
- Archives
-
- April 2020 (2)
- January 2017 (1)
- December 2016 (1)
- January 2016 (1)
- December 2015 (1)
- March 2015 (3)
- February 2015 (2)
- January 2015 (1)
- December 2014 (5)
- October 2014 (3)
- September 2014 (1)
- July 2014 (5)
- June 2014 (3)
- May 2014 (4)
- April 2014 (8)
- March 2014 (6)
- February 2014 (5)
- January 2014 (3)
- December 2013 (7)
- November 2013 (4)
- October 2013 (3)
- September 2013 (8)
- August 2013 (5)
- July 2013 (7)
- June 2013 (7)
- May 2013 (11)
- April 2013 (6)
- March 2013 (7)
- February 2013 (9)
- January 2013 (13)
- December 2012 (14)
- November 2012 (3)
- Recent Comment
-
- 福岡からシマ暮らし研究所再開。
⇒ ナグモ (01/23) - 福岡からシマ暮らし研究所再開。
⇒ ヒカル (01/19) - ご報告。
⇒ nagumon (02/24) - ご報告。
⇒ ぬまんち (02/23) - 土地をかりた。
⇒ nagumogura (06/27) - 土地をかりた。
⇒ ちりた (06/27) - 竹細工への道1。
⇒ nagumo (09/01) - 竹細工への道1。
⇒ かとう (08/28) - 竹細工への道1。
⇒ nagumogura (05/14) - 竹細工への道1。
⇒ アヤ (05/14)
- 福岡からシマ暮らし研究所再開。
- Links
- Profile
- Search this site.
- Mobile